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GUN & ZOMBIE & MURDER & HERO

銃、ゾンビ、殺人鬼、ヒーローがいれば人生はバラ色

映画『ディセント』

冒険好きの六人組の女性が、ある事件で塞ぎ込んでいたメンバーの一人を元気づけるために洞窟探検を企画する。最初は、いつもと同じ楽しい冒険になるはずだったが・・・・・・!?

THE DESCENT [DVD]

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序盤、最近はあまり見なくなったお化け屋敷系の観客をビックリさせる演出で怖がらせ、結果として洞窟に進んでからは特に何もないところでも観客は身構えてしまう。言わば恐怖のスパイラルに観客は陥る。最近のホラーでここまでできるのは珍しいのではないだろうか。

後半からは少々味付けが変わり、正体不明のモンスターから戦いながら逃げるモンスター物になるが、ただそれだけでは終わらずサイコホラーの要素も少しながら味付けに加えられてゆく。そして、あの救いようのないエンディング・・・・・・。最後でぶち壊しになるホラーが結構ある中、あのエンディングは良かった。

最近のこの手のホラー映画は中途半端な物が多く、いささか食傷気味だったのだが・・・・・・これは違った。

しかし、なんといってもこの映画最高の魅力は、「洞窟の中の閉鎖感」を再現しているところだろう。登場人物達は体がぎりぎり通るくらい狭い洞窟の中をはいずりながら進んでゆく。このシーンをみているだけで息がつまりそうになってくる。私自身、映画を見終わってこれを書いている今でも、なんとなく息が苦しく、気持ち悪い。この感覚は並みの映画では味わえるものではない。