今まで蛇蝎のごとく嫌っていた意識高い系の本を読んでみたら人生変わるかもしれないと思った件
まあ、タイトルのママなわけですが。
私を良く知る人からは本当に珍しく思われるだろうが、こういった本を読んだ。
- 作者: ロバートキヨサキ,シャロン・レクター(公認会計士),白根美保子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2000/11/09
- メディア: 単行本
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私はこういった実用書であったり自己啓発本の類が本当に嫌いである。
このような本は俗に言う『意識高い系』が必要としているものであり、私のような暇さえあれば2chとなんJと淫夢動画に入り浸っているような存在には必要な物ではないと思っていたからだ。
でも、まあ、なぜか今回は読んでみようという気分になったのである。
なぜこの本を読んだのか
それは単純明快で「このままだと不味い」というどこか漠然とした不安が私の中にあったからだ。
28年間生きてきた私の人生はお世辞にもいいものではなく、貯金ゼロ低収入おまけに借金ありという典型的な現代日本の下流層が歩む道を不本意ながら順調に歩んでいた。
どうにかしたいという漠然とした思いだけがあったが、方法もわからないしそのための金も時間も無いので、あとは運を天にまかせるしかないと思っていた。
そんな中でとある人から『金持ち父さん貧乏父さん』を読むことを薦められた。普段なら絶対読まない本であるし、いい評判以上に悪い評判も聞く本だ。
しかし今回は珍しくその日中にアマゾンのマケプレで注文をかけた。
そしてついさきほど読了した。
ページ数は300ページほどだが文字も大きめで行間も広いので分量的にはそれほど多くは感じなかった。しかしこういった本には不慣れなので読了まで3週間ほどかかってしまった。
今まで私を縛り付けていたもの
この本では現代社会の大勢が『ラットレース』に陥っていることが問題であり、その根源はお金に関する満足な教育がなされていないことであると繰り返し説いている。
これはには同意せざる終えなかった。
私自身、学校では繰り返し『お金儲け』は悪であるとお題目のように教えられて育ってきたし、両親から幸せになるただひとつの道は「大学を出てまじめに大企業で働き続けること」といわれて育ってきたからだ。
しかし誰だって働かずノンビリと好きなことだけして生きていたい。
私だってそう思う。
でもなんだかそれは酷く卑怯で悪いことのように感じてしまう。
それどころか家賃収入や株式投資で生計を立てている人のことを悪く言うことも多い。彼らがやっていることは100%合法でそれなりのリスクを負っているのにそこには目もくれない。
方法は非常にシンプル
ではこの『ラットレース』から抜け出すためにはどうするべきか。それは『資産』を持つことだと著者は説く。
『資産』とは何か。それは黙っていてもお金を生み出してくれるもの。
不動産、株、本や音楽などの著作権などだ。
自分の代わりにこれらがお金を生んでくれれば『ラットレース』から抜け出すことができる。
非常にシンプルだが納得できる答えだ。
『資産』を手に入れるために何をするか
そして一番のキモである『資産』を手にするために私たちは何をすればいいのか。
この本では具体的な方法、こうすれば絶対に手に入るということは教えてくれない。
その代わり繰り返し説かれることは下記の4点だ。
・頭を使う
・学び続ける
・損を恐れない度胸をもつ
・出来る方法を考える
具体的な方法を教えてくれないとこの本に対して不満を漏らしている人をちらほら見かけるが、それは当然だろう。
国も経済状況も違う人から教わった方法でうまくいくなんてありえない。それどころか絶対に失敗する。
それがわかっているからこそ著者は全てに応用できることに絞って解説しているのだ。
じゃあ私は具体的に何をするのか
まあこれが一番難しいんですが(笑)
率直にこの本を読んで感じているのが『無知は罪であるということ』と『お金についてもっと勉強したい!』ということだ。
もっと早くこの本に出会っていれば今現在返済している借金を作ることもなかっただろう。
それどころかすでにお金を生み出す資産を持っていたかもしれない。
本当に残念であるが、その反面30歳を前にしてこの本と出会うことが出来たのは本当に幸せだ。
まだなんとかなるような気がしてきた。それだけでも儲けものだ。
とにかく今は勉強がしたい。そして『資産』がほしい。
早く『ラットレース』から抜け出したい。
憧れのネオニート生活を送りたい(笑)
ただそれだけである。